#マインドゲリラ

カテゴリ: Liber VII


Bob Marley - No Woman, No Cry (Official Video)

1. 香の煙によって、言葉は啓示された。
 そして遥かなる薬によっても。

2. おお、食物と蜜と油よ!
 おお、美しき月の旗よ
 彼女が至福の中心に掲げるものよ!

3. これらは屍の包帯をほどき
 オシリスの足を解き放つ。
 それにより、炎の神が
 その幻想的な槍をもって天を駆け巡るのだ。

4. …しかし
 純粋な黒大理石でできたその哀しき像は
 変わらぬ痛みをその目に宿し
 盲目の者にはそれが苦い。

5. 我らは理解する──
 王冠を戴く子の苦悶に引き裂かれ
 震える大理石の歓喜を。
 黄金の神の黄金の杖がそれを成す。

6. 我らは知っている──
 すべてがなぜ石の中に、棺の中に
 巨大なる墓の中に隠されているのかを。
 そして、我らもまたこう応えるのだ
 オララーム!イマーラル!トゥトゥール!と──
 それは古の書に記されている。

7. その書の三つの言葉は、新しき時代への命である。
 いかなる神も、書のすべてを読みしことなし。

8. しかし、汝と我と、神よ
 我らはその書を一頁一頁記したのだ。

9. 我らにあるは、十一重の言葉の十一重の読み。

10. 七つの文字は、七つの異なる言葉を成す。
   それぞれの言葉は神聖であり
   七つの文がその中に隠されている。

11. 汝こそが言葉なり、我が愛しき者よ
   我が主よ、我が導師よ!

12. おお、我に来たれ
   火と水を混ぜ合わせよ──
   すべては溶け去るだろう。

13. 我は汝を眠りの中に、目覚めの中に待つ。
   もはや汝を呼び求めぬ。
   汝は我の中に在すからだ。
   ああ、我をその歓喜に調律した
   美しき器と成したる汝よ。

14. それでも汝は常に別なるもの──
   ちょうど我がそうであるように。

15. 我は思い出す──ある聖なる日を
   年の黄昏に、オシリスの春分の黄昏に。
   初めて汝を明確に見たその時を。
   恐るべき試練が果たされた時を。
   朱鷺の頭を持つ者が争いを鎮めたその時を。

16. 我は思い出す、汝の初めての接吻を──
   まさに乙女のごとくに。
   それ以外に道端での別の者はなく──
  汝の接吻はとこしえに残る。

17. 愛の宇宙において
   汝の他に誰一人として存在せぬ。

18. 我が神よ!我は汝を愛す
 おお、金の角を持つ山羊よ!

19. 美しきアピスの牡牛よ!美しきアペプの蛇よ!
   妊娠せる女神の美しき子よ!

20. 汝は眠りの中で動き出した──
   ああ、幾年の古き悲しみよ!
   汝は頭をもたげ打たんとし
   すべては栄光の深淵に溶け去る。

21. 言葉の文字に終わりを!七重の言に終わりを!

22. そのすべての不思議を
   痩せた迅き駱駝の姿へと解き明かせ──
   砂漠を歩むその姿に。

23. 孤独なり── 忌むべき者なれど
   それでも冠を手に入れたり。

24. おお、歓喜せよ!歓喜せよ!

25. 我が神よ!我が神よ!
   我は時の星塵の中のただ一粒にすぎぬ──
   されど物事の秘儀を司る者なり。

26. 我は啓示者であり、備える者なり。
   我にあるは剣── そして司教冠と翼ある杖なり!

27. 我は入門を授ける者、破壊する者。
   我にあるは地球──
   そしてベンヌ鳥と、我が娘イシスの蓮の花!

28. 我はこれらすべてを超えし唯一の存在 ──
   そして強大なる闇の象徴を身に帯びる者なり。

29. ひとつの印が現れん──
   それは死の広大なる黒き海
   そして、その中心に輝く闇の炎──
   夜をすべてに放つもの。

30. それはより小さき闇を呑み込まん。

31. されど、その深淵にて
   「何が在るか」と問う者は誰か。

32. 我にあらず。

33. 汝にもあらず、神よ!

34. 来たれ、我らはもはや理屈を述べ合うまい──
   我らは歓喜せよ!ただ在れ。
   沈黙し、唯一にして孤独な存在として。

35. おお、世界の孤独な森よ!
   汝らは我らの愛をいかなる隠れ場に秘すのか?

36. 至高の者の槍の森は
   「夜」「冥界」「怒りの日」と呼ばれる──
   しかし我はその長であり、その杯を携えし者なり。

37. 我と槍持つ者らを恐るな!
   彼らは悪魔どもを
   取るに足らぬ槍で打ち倒すだろう。
   汝らは自由なり!

38. ああ、奴隷たちよ!汝らは望まず、望む術すら知らぬ。

39. されど、我が槍の音楽は自由の歌とならん。

40. 巨鳥が歓喜の深淵より舞い上がり
   汝らを我が酒杯持ちとして連れ去らん。

41. 来たれ、我が神よ!最後の歓喜において
   我らは「多との合一」に至らん!

42. 物の沈黙の中に、力の夜の中に
   呪われし三の領域を超えて
   我らの愛を歓び合わん!

43. 我が愛しき者よ!我が愛しき者よ!
   去らん、去らん── 集会を、法を
   悟りを超えて、孤独と闇の無政府へ!

44. かくしてこそ
   我らは我らの自己の輝きを覆うことができる。

45. 我が愛しき者よ!我が愛しき者よ!

46. ああ我が神よ、我の内なる愛は
   空間と時間の拘束を超えて溢れ出す──
   我が愛は、愛を知らぬ者たちに注がれる。

47. 我が酒は
   かつて酒を味わったことなき者たちのために注がれる。

48. その香りは彼らを酔わせ、我が愛の力は
   彼らの乙女たちより力強き子を生ましめん。

49. そうだ!酒も抱擁もなくとも──
   そして声は答えた
   「然り!それらのことは成るだろう」と。

50. そのとき我は、我のための言葉を求めた。
    否、「我自身のために」。

51. そして言葉が来た。
  「おお、汝よ!それで良い。
   何も気にするな!我は汝を愛す!我は汝を愛す!」

52. それゆえ我は、すべての終わりまで信じ続けた──
   そう、すべての終わりまで。



Liber Liberi vel Lapidis Lazuli Adumbratio 
Kabbalae Aegyptiorum sub figurâ VII


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《翻訳者kirakuによるメモ》



「オシリス」


[オシリス]嫉妬・裏切り・そして復活!冥界の神オシリス

オシリスとイシスの伝説】wiki



オララーム!イマーラル!トゥトゥール!

Olalám! Imál! Tutúlu! 



「朱鷺の頭を持つ者」= 「トート」

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「#マインドゲリラ・トートロジー」



「金の角を持つ山羊」と「翼ある杖」はこれか…

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「#マインドゲリラ・本当の力の秘密

ケーリュケイオンwiki

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「#マインドゲリラ・418:クンダリーニ覚醒と九つの門



「アピス」の牡牛よ!
美しき「アペプ」の蛇よ


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アピスwiki  アペプwiki


「ベンヌ鳥」と・・・

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ベンヌwiki

我が娘「イシスの蓮の花」

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イシスwiki


【エジプト神話】イシス!偉大なる女魔法使いである女神を解説!

蓮はイシスの象徴です

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「#マインドゲリラ・蓮の花と仏教と密教と神道」

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「#マインドゲリラ・
神存月・出雲・徐福伝説・暗黒神話・秀真」




「イシス」といえば・・・


Bob Dylan - Isis (Official Audio)

「#マインドゲリラ・ DYLANがROCK
(昨年の4月17日の記事です)

(一昨年の4月17日の記事です)

「#マインドゲリラ・55」



ボブ・ディラン 『イシス』


5月の5日にイシスと結婚したが
あまり長続きがしなかった
それでおれは髪を切り 馬に飛び乗って
間違いを犯さずにすむよう 
人の住まない見知らぬ土地へ向かった
 

闇と光の高地にきた
幹線道が町の真ん中を走っているところだ
おれは右手の杭に馬をつなげ
衣服を洗いに洗濯屋へ入った
 

隅っこにいた男がマッチを借りにきた
こいつは只者じゃないとすぐに分かった
「何かうまい話をさがしてるのかい」とやつは言った
「金はないぜ」とおれが言うと
「かまやしねえさ」とやつは答えた
 

二人してその夜 北部の寒気へと向かった
おれはやつに毛布をくれてやり 
やつはおれに言葉をかけた
「おれたちはどこへ向かってるんだ」と訊けば 
やつは「4日のうちには戻ってこれるさ」と答えた
「こんないい報せは聞いたことがない」とおれは言った
 

おれはトルコ石のことを考え 
黄金のことを考えた
ダイヤモンドのことを考え 
世界一大きな首飾りのことを考えた
峡谷を乗りこえ ひどい寒さをとおりぬけ
おれはイシスのことを考えた 
おれをひどい無鉄砲だと思った彼女のことを
 

私たちはいつかまた巡り会うわ、と彼女は言ったものだ
この次に結婚したらいろいろ違っているはずよ、と
ただしおれが踏ん張りつづけ 
彼女と友だちでいられたらの話だが
いまだに彼女が話した
いちばんいいことは何も思い出せない
 

おれたちは氷に閉ざされたピラミッドに着いた
やつは言った 「死体を見つけるんだ
そいつを持っていけばいい値段になるぜ」
それでやっと やつの考えていることが分かった
 

風がうなり 雪が吹き荒れた
おれたちは夜どおし切り出し 朝まで切り出した
やつが死んだとき 伝染病でなければいいがと願ったが
やり続けなければと思った
 

墓に押し入ったものの 棺はからっぽで
宝石も 何もなく やっと気がついた
やつはただ おれと仲良くしたかっただけだったのだ
やつの話を真に受けるとは どうかしていたに違いない
 

やつの死体をもちあげ 引っぱり入れ
穴へほうり込んでから もとどおりにふさいだ
早口で祈りを唱え さあ、これでいい
おれはイシスを探しに戻った 愛していると伝えるために
 

かつて川がよくあふれた草地に 彼女はいた
眠りでまどろみ 寝床が要った
おれは目に太陽をたずさえて東からやってきた
いちど彼女に呪いをかけると それに委ねた
 

「どこへいってたの?」

 「大したところじゃないさ」

「あなた、変わったわね」

 「そうかも知れないな」

「どこかへ行ってたのね」 

   「仕方なかったんだ」

「いてくれるんでしょう?」 

   「きみが望むなら、そうしよう」
 

イシス、おおイシス おまえは神秘の子だ
おれをおまえに駆り立てるもの 
そいつはおれを狂気に駆り立てる
いまでも覚えているぜ 
おまえのその微笑んださま

霧雨に濡れる 5月の5日

訳《まれびと》Isis

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「#マインドゲリラ・
全ての流れが一つにつながるタイミング


Bob Dylan - Simple Twist of Fate (Official Audio)

1. おお我が神よ
 汝はドルイドたちの間にあって巫女であった。
 我らは樫の力を知っていた。

2. 我らは宇宙の形を模した石の神殿を築いた。
 それは汝が公然と身にまとい
 我が秘かに隠したもの。

3. 我らはそこで
 真夜中に多くの驚くべき儀式を行った。

4. 月が欠けていく夜に我らは働いた。

5. 野を越えて、狼たちの凄まじい叫び声が響いた。

6. 我らはそれに応え、群れと共に狩りをした。

7. 我らは新たな礼拝堂にまで至り
 汝はドルイドの衣の下に聖杯を抱えて去った。

8. 秘かに、密かに、我らは真理の秘跡を口にした。

9. やがて灰色の地の民に恐ろしい疫病が襲いかかり
 我らは歓喜した。

10. おお我が神よ、その栄光を隠し給え!

11. 盗人のごとく来たれ
   そして我らと共に秘跡を盗み去り給え!

12. 我らの森にて、我らの修道の房にて
   我らの幸福の巣にて、飲もう、飲もうではないか!

13. それは万物を金の色に染める
真の酒なのだ。

14. これらの歌には深遠な秘密がある。
   ただ鳥の声を聞くだけでは足りぬ。
   歌を楽しむには、自らが鳥でなければならぬのだ。

15. 我はその鳥、汝は我が歌
   おお我が栄光の駿馬なる神よ!

16. 汝は星々を統べ
   虚無の円形競技場を七つの星座を駆って進む。

17. 汝は剣闘士の神!

18. 我は竪琴を奏で、汝は獣と炎と戦う。

19. 汝は音楽に歓びを見いだし、我は戦いに歓喜する。

20. 汝と我は皇帝に愛されし者なり。

21. 見よ、彼は我らを皇帝の壇に召した。
   夜が訪れる。それは礼拝と至福の大いなる
饗宴なり。

22. 夜は、王子の肩から奴隷の上へと落ちる
   星屑のマントのように降りかかる。

23. 奴隷は立ち上がり、自由なる者となる!

24. おお預言者よ
   そのマントを奴隷たちの上に投げかけよ!

25. 大いなる夜、ほとんど火は灯らぬが
   その栄光は奴隷に自由を与えん。

26. そのようにして我もまた
   あの大きく悲しき都に降りて行った。

27. そこでは死せるメッサリーナが王冠を失い
   死せるロクスタより毒を買い、そこには
   カリグラが立ち、忘却の海を打っていた。

28. おおカエサルよ
   汝は馬の中に神を見たる者なり
   何者であったのか?

29. 見よ! 我らはサクソンの白き馬が
   大地に刻まれているのを見た。
   また、古き灰色の地を囲む海の馬たちが炎をまとい
   彼らの鼻孔から放たれる泡が我らを啓示した!

30. ああ!されど我は汝を愛す、神よ!

31. 汝は氷の世界に浮かぶ月のよう。

32. 汝は虎の地の焼けた平原に差す極地の夜明けのよう。

33. 沈黙によっても、言葉によっても、我は汝を崇める。

34. しかし、すべては虚しい。

35. 唯一、汝の沈黙と語らいが
   我を崇めることに意味がある。

36. 嘆け、灰色の地の民よ。
   我らは汝らの葡萄酒を飲み、苦き滓だけを残した。

37. だがその滓から、我らは
   神々の蜜よりも甘き酒を蒸留しよう。

38. 我らの精金には
   香辛料と黄金の世界を照らす価値がある。

39. 我らの赤き投射粉は、すべての可能性を超えている。

40. 人は少なきれど、十分なり。

41. 我らは給仕人に満ち、酒に不足はない。

42. おお我が愛しき神よ!
   なんという宴を汝は用意されたことか。

43. 見よ、灯火と花々と乙女たちを!

44. 葡萄酒と菓子と華やかな肉料理を味わえ!

45. 香りを吸い込め ──
   木の精霊のような小さき神々の雲が鼻孔に住まう。


46. その全身で感じよ
   大理石の冷たき滑らかさと
   太陽と奴隷の惜しみない温もりを!

47. 見えざるものが、すべてを貪る光の中に
   破壊の力を注ぎ込まんことを!

48. まことに、全世界は老いた灰色の樹のごとく
   雷により裂かれたのだ!

49. 来たれ、神々よ、我らと共に宴をなそう!

50. 汝よ、我が愛しき者、絶え間なき雀の神よ
   我が歓び、我が欲望、我が欺きよ
   来たれ、そして我が右手にさえずれ!

51. これが司祭アル・アインの記憶の物語なり。
   そう、司祭アル・アインの物語である。



Liber Liberi vel Lapidis Lazuli Adumbratio 
Kabbalae Aegyptiorum sub figurâ VII


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《翻訳者kirakuによるメモ》



「ドルイドの石の神殿」というのは
「ストーンヘンジ」のことか?

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ドルイド】wiki


ストーンヘンジのドルイド僧とは何者ですか?

ストーンヘンジ
wiki

 

「メッサリーナ」が王冠を失い
死せる「ロクスタ」より毒を買い
そこには「カリグラ」が立ち
忘却の海を打っていた。




知らない単語が三つそろって出てきました…

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メッサリーナwiki

「ロクスタ」は毒の歴史に名を残す人物でした

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毒の歴史wiki

《GIZMODO》最古の科学者であり
ローマ時代最恐の女毒使いロクスタ




「カリグラ」はローマ帝国のヤバい皇帝(3代目)


奇行・狂気・変態のローマ帝国第3代皇帝『カリグラ』


【狂気】カリグラはなぜ暴君になってしまったのか?
その奇行と悪行に迫る!悪名高いローマ皇帝の真実!
【歴史解説】


カリグラwiki



ちなみに、初代の皇帝はアウグストゥス

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アウグストゥスwiki

「カエサル」の親戚です

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ガイウス・ユリウス・カエサルwiki

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皇帝のものは皇帝にwiki

カエサルのものはカエサルにとは
新約聖書福音書 マタイ22章、マルコ12章
ルカ20章に書かれている
イエス・キリストの逸話である。



司祭「アル・アイン」は人物名のようですが
そういう名の都市がありました

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アル・アイン】wiki

アラブ首長国連邦・アブダビ首長国の東端にある都市



「サクソンの白き馬」


The Rolling Stones - Wild Horses (Acoustic / Lyric Video)

「#マインドゲリラ・ヨハネの黙示録 (第 22 章)」


Grateful Dead - Dark Star (Live/Dead) 1969 

1. おお、我が美しき神よ!
 私は山の急流にいる鱒(マス)のように
 あなたの御心の中を泳いでいます。

2. 私は歓喜の中で淵から淵へと跳ねています。
 私は褐色と黄金と銀色で美しく輝いています。

3. 私は初雪の頃の赤茶けた秋の森よりも美しい。

4. そして、私の思考の水晶の洞窟は
 私自身よりも美しい。

5. 私を引き上げうるただ一つの釣り針がある。
 それは、川辺にひざまずく女の姿。
 彼女こそ、輝く露を自らに
 そして砂の中へと注ぎ、川の流れを生み出す者。

6. あのマートルの木に一羽の鳥がいる。
 その鳥の歌だけが、私をあなたの御心の水面から
 引き出せるのです、おお我が神よ!

7. あの幸福そうに笑っているナポリの少年は誰だ?
 彼の恋人は、火の山の巨大な火口だ。
 私は見た、液体の舌のような溶岩に包まれて
 焼け焦げた彼の四肢が斜面を流れ下るのを。

8. ああ!セミのさえずりよ!

9. 私はかつてメキシコでカシケ(酋長)
 だった日々を思い出す。

10. おお我が神よ、その時も今と同じく
   あなたは私の美しき恋人だったのですか?

11. 私の少年時代もまた、あなたにとっての玩具
   喜びだったのでしょうか?

12. 確かに、あの鉄の時代を私は覚えている。

13. 私たちは、金の奔流で苦き湖を満たした。
   私たちは、貴き像をシトラルテペトルの火口に沈めた。

14. そして善なる炎が我らを低地へと運び
   深き森に降ろした。

15. そう、あなたは金のくちばしを持つ
   不思議な緋色の鳥だった。
   私はあなたのつがいで、低地の森に住んでいた。
   そしていつも、遠くから
   切り刻まれた司祭たちの鋭い詠唱と
   乙女たちの狂気のいけにえの叫びが聞こえてきた。

16. ある奇妙な翼ある神が
   その叡智を私たちに語ってくれた。

17. 私たちはついに、ゆっくりと流れる
   川の砂の中の金の星屑となった。

18. そう、その川は時と空間の川でもあった。

19. 私たちはそこから別れた。
   より小さきものへ、そしてより大いなるものへ。
   ついには今、おお甘き神よ
   私たちは再び同じ自己へと至った。

20. おお我が神よ
   あなたは角に稲妻を宿した白き子山羊のよう!

21. 私はあなたを愛している、愛している。

22. 私のすべての息、すべての言葉、すべての思い
   すべての行いは、あなたとの愛の行為です。

23. 私の心臓の鼓動は愛の振り子。

24. 私の歌は柔らかいため息。

25. 私の思考は至福そのもの。

26. 私の行いはあなたの無数の子ら──星々と原子の姿。

27. すべてを無にせよ!

28. あらゆるものを、この愛の大海に沈めよ!

29. この献身を呪文とし、五つの悪魔を祓え!

30. ああ、神よ、すべては消え去った!
   あなたは歓喜を成就された。
   ファルートリ!ファルートリ!

31. 沈黙の荘厳さがある。もはや何の声もない。

32. 終わりまでそうであろう。
   塵であった我らは、再び塵に戻ることはない。

33. そのようにあれ。

34. それから、我が神よ、香料の園の吐息。
   すべては拒まれる香り。

35. 円錐は無限の光線で切り開かれ
   双曲線の命の曲線が誕生する。

36. より遠くへ、より遠くへと私たちは漂う。
   しかし私たちは静かである。
   崩れ落ちているのは体系の鎖なのだ。

37. 最初に落ちるのは愚かな世界。
   古の灰色の大地の世界。

38. それは思いも及ばぬほど遠くへと落ちる。
   その上には悲しげな髭面が君臨していた。
   それは静けさと嘆きへと消えていく。

39. 我らは沈黙と至福へと向かい
   その顔は笑うエロスの顔となる。

40. 私たちは微笑みながら
   秘密の印(しるし)をもって彼を迎える。

41. 彼は私たちを「逆さの宮殿」へと導く。

42. そこには「血の心」があり
   それは頂点を下へと突き出したピラミッドで
   「始まりの過ち」の彼方へと至る。

43. 我が愛しき者よ
   この娼婦の乙女を愛する王子なる恋人よ
   あなたの栄光のために
   私を宮殿の最も秘められた間に埋めたまえ!

44. それは素早く行われた。
   そう、封印は金庫に押された。

45. それを開くに値する者が一人いる。

46. 記憶によっても、想像によっても、祈りによっても
   断食によっても、鞭打ちによっても、薬物によっても
   儀式によっても、瞑想によっても、それは成されぬ。
   ただ「受動的な愛」によってのみ、それは可能となる。

47. 彼は剣を待ち
   恋人の喉を晒してその一撃を受けるだろう。

48. すると彼の血はほとばしり
   空にルーン文字を綴るだろう。
   そう、空にルーン文字を綴るだろう。



Liber Liberi vel Lapidis Lazuli Adumbratio 
Kabbalae Aegyptiorum sub figurâ VII


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《翻訳者kirakuによるメモ》



「マートルの木」

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《キンバイカ | Nester (ネスター)》



「シトラルテペトル」はメキシコにある火山

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オリサバ山wiki



ファルートリ!ファルートリ!

《コトバンク》falloir

…が必要である。…しなければならない。



「ルーン文字」

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ルーン文字】wiki



『法の書』《Chapter II》

26. 己はとぐろ巻いて
   まさに跳び上がろうとしている秘密の〈蛇〉だ。
   己がとぐろ巻くところ、よろこびがある。
   己が頭(こうべ)を挙げれば
   己とわが〈ヌイト〉はひとつになる。
   己が頭を垂れ毒を吐きかければ
   地の歓喜きたりて、己と地はひとつになる。

27. 己には大きな危険がある。
   これらの 
秘文字(ルーン)を理解しない者は
   大きな過ちを犯すことになるからだ。
   そのような者は
   〈だって〉(ビコーズ)と呼ばれる陥穽に落ち
   〈理由〉という犬とともに滅びることだろう。

28.〈だって〉とその族に詛いあれ!

29. 〈だって〉の永しえに詛われてあらんことを!

30. 〈意志〉が立ち止まり〈どうして〉と叫んで
   〈だって〉に訴えようものなら
   〈意志〉はとどまってなにごとも為さない。

31. 〈力〉(ちから)がなぜと問うなら
    〈力〉も弱みとなる。

32. 理由というのも嘘だ。
     無限にして未知の要因があるからだ。
     なべて彼らのことばは拗けている。

33. 〈だって〉などもうたくさんだ!犬畜生め!

34.  だがわが民よ、おまえたちは起ち上がり目覚めよ!

法の書wikiソース

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「#マインドゲリラ・法の書(その2)


Esoteric Harmonies 🜹 Volume 2 -
Astral Frequencies for the Third-Eye

1. わたしは清らかな泉で水浴びする乙女のよう。 

2. ああ、わが神よ!
 水の中から黄金の煙のように立ち昇る
 暗く魅惑的なあなたの姿が見える。 

3. あなたは全身が黄金。髪も眉も、輝く顔も。
 指先からつま先に至るまで、すべてが薔薇色の金の夢。 

4. あなたの金色の瞳の奥深くへ、わたしの魂は飛び込む。
 太陽に挑む大天使のように。 

5. わたしの剣はあなたを貫き通す。
 透きとおった月々が、あなたの美しき身体 ――
 その目の楕円に隠された身体から、じわりと溢れ出る。 

6. さらに深く、さらに深く。わたしは落ちてゆく。
 まるで全宇宙が歳月の深淵へと落ちていくように。 

7. 永遠が呼んでいる。高次の世界が呼んでいる。
 言葉の世界がわたしたちを待っている。 

8. 言葉はもうやめよ、神よ!永遠という獣の牙を
 この喉に食い込ませよ! 

9. わたしは傷ついた鳥のように
 弧を描きながら羽ばたいている。 

10. どこに墜ちるか、誰にわかる? 

11. ああ、祝福されし方よ!神よ!わたしを喰らう者よ! 

12. わたしを堕としてください、堕ちて、遠くへ
   ひとりへと! 

13. わたしを堕としてください! 

14. そして、愛しき心よ、王たるバッカスのゆりかご
   聖なる者の腿にこそ、安らぎはある。 

15. 夜の天蓋の下で、そこで休もう。 

16. ウラノスはエロスを叱り
   マルシュアスはオリュンパスを叱った。
   わたしは太陽のたてがみを持つ恋人を叱った。
   歌わずにいられようか? 

17. わたしの呪文が、月光と蜜と没薬の香油を纏った
  森の神々を招かずにいようか?

18. 
あなたたちは崇高です、私の恋人たちよ。
  最も薄暗いくぼみに向かって進みましょう!


19. そこで我らはマンドラゴラとモーリーを饗するのだ!

20. 愛しき方が聖なる宴を我らに差し出してくださる。
   トウモロコシの褐色の餅に、この世の糧を味わい
   我らは強くなる。

21. 血のように赤く恐ろしい死の杯に
   この世の血を飲み干し、我らは酔いしれる! 

22. おおい!イアオへの歌、イアオへの歌を! 

23. さあ、歌おう、見えざるイアッコスよ!
   勝利のイアッコスよ!
   言葉では言い尽くせぬイアッコスよ!

24. イアッコスよ、イアッコスよ
   イアッコスよ、われらの傍にあれ! 

25. その時、すべての時の顔は暗くなり、真なる光が輝いた。 

26. また、未知の言語によるある叫びがあり
   その甲高い声はわたしの魂の静けさを乱し
   わたしの心と身体は「自己認識」という病から癒された。 

27. そう、天使が水をかき乱したのだ。 

28. その声が発した叫びはこうだった

   IIIOOShBTh-IO-IIIIAMAMThIBI-II 

29. ああ、わたしはこの歌を、あなたが来られるまで
   千夜ものあいだ、毎晩千回歌った。
   ああ、燃えるわが神よ、あなたはわたしを槍で貫いた。
   あなたの緋色の衣は天を包み、神々は言った――
   「すべてが燃えている。終わりだ。」 

30. そしてあなたは、その傷口に唇を当て
   百万もの卵を吸い出した。
   そしてあなたの母がそれらに座すと
   見よ!星々、星々、そして星を構成する
   最果ての存在が現れた。 

31. そのときわたしはあなたを見た――
   白き猫のように、藤棚の上に座し
   廻る世界のざわめきはあなたの悦びにすぎなかった。 

32. おお、白き猫よ、その毛皮からは火花が飛び散る!
   あなたは世界を裂きながらパチパチと鳴る! 

33. 私は白猫の中にあなたを見た──
   それは〈永劫の幻視〉の中で見たあなたよりも
   遥かに深かった。


34. ラーの船に乗って旅したが、この可視の宇宙において
   あなたのような存在に出会ったことはなかった! 

35. あなたは翼ある白馬のようで
   私は神々の主と永遠を競い合うようにあなたと走った。


36. そして今も、わたしたちは走り続けている! 

37. あなたは松に覆われた森に降る雪のかけらのようだった。 

38. たちまち、同じものと
   異なるものの荒野の中に消えていった。 


39. だが、吹雪の彼方に美しき神を見た――
   あなたはその神だった! 

40. さらに、ある偉大な書を読んだ。 

41. 古の皮に、金文字でこう書かれていた

  Verbum fit Verbum(言葉は言葉となる) 

42. さらに「ヴィトリオル」と
   祭司の名 ――   V.V.V.V.V. 

43. これらすべてが炎に―― 星の火に包まれていた。
   稀に、遠く、まったき孤独の中に――
   ちょうど、わたしとあなたのように。
   ああ、孤独なる魂よ、わが神よ! 

44. そしてその書には、こう書かれていた

    「よきかな。」  
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   これは大地を震わせた声であった。  

45. 彼は八度叫んだ。
   そしてわたしも、八と八によって
   あなたの恩寵を数えよう。
   おお、11の神よ、418よ! 

46. いや、それ以上にも。
   二十二の方角における十によっても。

   それはちょうど、ピラミッドの垂直のように――
   あなたの恩寵もそうであれ。 

47. もし数えれば、それは一である。

48. おお主よ
   あなたの愛はなんと優れていることか!

   あなたは闇によって示され
   森の恐怖の中を手探りで進む者が
   歌う小鳥を掴む蛇のように
   あなたを見出すかもしれぬ。


49. わたしはあなたを掴んだ、わが柔らかきツグミよ。
   わたしは母なる翡翠の鷹のようだ。
   わたしは本能であなたを捕らえた
   たとえその栄光に目が眩んでも。 


50. だが、向こうの者たちは愚かだ。
   わたしは彼らを黄色い砂の上に見ている。
   彼らは皆ティリスの紫衣をまとっている。 

51. 彼らは輝く神を網で陸に引き上げ
   火を焚いて火の主に捧げる。
   そして不浄なる言葉を叫ぶ――
   あの恐ろしき呪詛


   アムリ・マラツァ、マラツァ、アトマン・デオナ
   ラスタッザ・マラツァ・マリツァ――マラーン! 


52. それから彼らは
   その輝く神を調理し、丸ごと貪り食らう。


53. これらは邪悪なる者たちだ、ああ、美しき少年よ!
   われらは他界へ向かおう。

54. われら自身を魅惑的な餌へ、誘惑的な姿へと変えよう!



55. わたしは象牙の胸と黄金の乳首をもつ
   輝く裸の女のようになるだろう。
   わたしの全身は星々の乳のようになる。
   わたしは光り輝き、ギリシャ的であり
   浮き島デロスの高級娼婦となる。 

56. おまえは釣り針についた
   小さな赤い虫のようになるだろう。 

57. だが、わたしとおまえは同じように魚を釣るのだ。 

58. そのとき、おまえは
   金の背と銀の腹を持つ輝く魚となるだろう。
   そしてわたしは、暴力的で美しい男となる。
   四十頭の牡牛よりも強く、西方の男として
   すべての軸よりも偉大な杖に
  宝石で満ちた大きな袋を携えてやってくる。 

59. そしてその魚はおまえのために捧げられ
   強き男はわたしのために磔にされる。
   わたしとおまえは口づけを交わし
   はじまりの罪を贖うのだ。そう、はじまりの罪を。


Liber Liberi vel Lapidis Lazuli Adumbratio 
Kabbalae Aegyptiorum sub figurâ VII


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《翻訳者kirakuによるメモ》



「ウラノス」は「エロス」を叱り

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ウーラノス】wiki

L'Amour_et_Psyché_(Picot)
エロース】wiki

「マルシュアス」は「オリュンパス」を叱った


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マルシュアースwiki


ギリシア神話の「オリュンポス十二神」がヤバすぎる
ゼウスの家族、キャラ濃くない…?


オリュンポス十二神wiki

「#マインドゲリラ・尖乗仏教と終末の予定説



「マンドラゴラ」はこれ 

NaplesDioscuridesMandrake
マンドレイクwiki

「モーリー」とは「ペヨーテ」のことか?

《Zero=Two》JUNE 22, 2016
VIDEO OF PRESENTATION ON
CROWLEY’S RELATIONSHIP WITH PEYOTE 




「イアッコス」についてはこちら

エレウシスの秘儀wiki

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Iacchuswiki

 古代ギリシャの宗教と神話において
イアコスは、特にアテネとエレウシスにおいて
「エレウシスの秘儀」に関連して、ある程度の
宗教的重要性を持つマイナーな神であったが
重要な神話はなかった。

彼はおそらく、儀式の感嘆詞「Iacche!」の
擬人化として生まれたのでしょう。
アテネからエレウシスまでの行列中に
エレウシス人が叫んだという。
おそらくディオニュソスの別名である
イアコスとバッカスという名前が似ているため
彼はしばしばディオニュソスと同一視されました。

さまざまな説明によると、彼はデメテル
(または明らかに彼女の夫)の息子
またはディオニュソス・ザグレウスと同一の
ペルセポネの息子、またはディオニュソスの息子でした。  

ギリシャ・ペルシア戦争中、ギリシャ人によって
放棄されたアッティカの田園地帯がペルシア人に
よって荒らされていたとき、幽霊のような行列が
エレウシスから「イアコス」と叫びながら前進し
てくるのが目撃されたとされています。


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《OTO USA》Liber Liberi vel Lapidis Lazuli



ラーの船 = 太陽の船

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太陽の船
wiki



「ヴィトリオル」

《Weblio辞書》vitriol

硫酸塩、礬(はん)類、硫酸、しんらつな言葉
こきおろし、痛烈な皮肉




V.V.V.V.V.

Vi_veri_universum_vivus_viciwiki

Vi veri universum vivus vici
現代ラテン語のフレーズで

「真理の力によって、私は生きている間に宇宙を征服した」
という意味です。

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Vフォー・ヴェンデッタ_(映画)】wiki

 アラン・ムーアのグラフィックノベル
『Vフォー・ヴェンデッタ』の人気により
このフレーズは誤ってクリストファー・マーロウの
『ファウスト博士』に由来するものと信じられていますが
その出典や起源は
アレイスター・クロウリーの著作
『The Herb Dangerous(第2部):ハシシの心理学』
(オリバー・ハドー名義で発表)にあるとされています。  

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Hasheesh : The Herb Dangerous :
High Writings of Alister Crowley
and Other Celebrated Haschischins
of the Early Twentieth (20th Century)
by Aleister Crowley (Author), David Hoye (Editor)


ラテン語のアルファベットには U と V の区別がないため
このフレーズは V.V.V.V.V. と略されることがあります。
これは「Vi veri vniversvm vivvs vici」の略であり
1998年版のクロウリーの日記の改訂版では
この「V.V.V.V.V.」が、彼の A∴A∴ の位階(8°=3°)の
モットー であると記されています。  

このフレーズがファウストのモットーとして
最初に登場するのは、ロバート・ナイの小説
『ファウスト』(1980年)であるようです。

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「#マインドゲリラ・日本の東北地方から出現する救世主」

そして、この引用は『Vフォー・ヴェンデッタ』
にも引き継がれます。
そこでは、Vの隠れ家
「シャドウ・ギャラリー」のアーチ
に「V.V.V.V.V.」
の文字が刻まれており、登場人物「V」が
この頭字語は「Vi veri veniversum vivus vici」
(誤:veniversum はラテン語として存在しない語)
を意味すると説明し
「ドイツの紳士ジョン・ファウスト博士の言葉だ」
と述べます。

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「#マインドゲリラ・極月八日 降魔成道(その2)



V.V.V.V.V.  

「#マインドゲリラ・和をもって…

4f31600c
「#マインドゲリラ・聖杯=V



11の神よ、418よ!

1261906547
「#マインドゲリラ・
418:アブラハタブラ・ホルスのアイオーン」




浮き島デロス


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デロス島wiki


Like A Rolling Stone

1. わたしはテーべのアメン・ラー神殿に仕える
 アメン・ラーの神官であった。

2. だが、バッカスがやって来た。
 葡萄の蔓をまとった少女たち
 暗い衣の乙女たちを引き連れて歌いながら――
 その中心に、小鹿のようなバッカス!

3. 神よ!怒りに駆られて駆け出し
 その合唱を打ち払った。

4. だが、わが神殿にはアメン・ラーの神官として
 バッカスが立っていた。

5. それゆえ、わたしは狂おしく
 少女たちと共にアビシニアへ赴き
 そこで共に住み、歓喜に満ちた。

6. 限りなく――  そう、まことに!

7. わたしは熟した果実も未熟な果実も食らおう
   バッカスの栄光のために。

8. イレックスの段々畑
 オニキスとオパール、サードオニクスの層が
 冷ややかなマラカイトの緑の柱廊へと導く。

9. その奥に、牡蠣のように形作られた水晶の貝殻がある――
  おお、プリアポスの栄光!偉大なる女神の至福よ!

10. その中には、一粒の真珠がある。

11. おお、真珠よ!汝は畏怖すべき
   アメン・ラーの威光より来たるもの。

12. その真珠の中心に
   輝きが静かに揺らめいているのを
   神官たるわたしは見た。

13. まばゆくて直視できぬほどに! だが見よ!
   それは燃える黄金の十字架に咲く
   血のように紅い薔薇!

14. かくしてわたしは神を崇拝した。
   バッカスよ!汝はわが神の愛人なり!

15. わたしはアメン・ラーの神官であり
   多くの月の間ナイルの流れを見つめていた者――
   今や、灰色の地に棲む若き小鹿。

16. わたしは汝らの礼拝所で踊りを舞い
   わが密かな愛は汝らの中に甘く在るであろう。

17. 汝には、灰色の地の領主たちの中に恋人が現れる。

18. 彼はこれを汝にもたらすだろう――
   それなくしてはすべてが空虚――
   汝の愛のために祭壇に捧げられるひとりの命を。

19. アーメン。

20. どうか早く来たまえ、我が神よ、神よ!
   わたしは汝を慕い苦しむ。
   狂人たちの中で孤独にさまよう
   この灰の荒野にて。

21. 汝は悪しき孤独の存在を打ち立てん。
   その礎を据えるとは、なんという歓喜か!

22. それは高き山にまっすぐ立ち
    我が神のみがそれと語らん。

23. わたしはそれを一粒のルビーで築こう
   それは遠くからでも見えるであろう。

24. 来たれ!地の器を刺激しよう
   それらは奇妙なる酒を滴らせる。

25. それは我が手の下に育ち
    天のすべてを覆うであろう。

26. 汝は我が背後におられる――
   わたしは狂気の喜びで叫ぶ!

27. そのとき、強き者イツリエルが言った
  「我らもまた、この見えざる奇跡を礼拝しよう!」

28. かくして彼らはそうした
   そして大天使たちは天を掃いた。

29. 奇妙にして神秘的なるもの――
   北からやってくる灰色の鳥の大群を呼び出す
   黄色い神官のごとく、わたしは立ちて、汝を呼ぶ!

30. 彼らがその翼と叫び声で太陽を覆い隠しませぬように!

31形とその後に続くものを取り去りたまえ!

32. わたしは静寂の中に在る。

33. 汝は稲の間を翔ぶ
魚鷹 (ミサゴ) のごとし
   わたしは夕暮れの水に浮かぶ赤き大ペリカン。

34. わたしは黒き宦官のよう、そして汝はシミター (湾刀)
   わたしはパンと塩を裂く者の首を斬り落とす。

35. そうだ!わたしは打ち、血は王の寝室の瑠璃の上に
   まるで夕焼けのごとく染みをなす。

36. わたしは打ち砕く!世界は偉大なる風となりて分解し
   ひとつの声が叫ぶ―― 人の口では語れぬ言葉で。

37. わたしはその原初の歓喜の恐ろしき音を知っている。
   さあ、嵐の翼に乗ってハトホルの聖なる家へ行こう!
   彼女の祭壇に、牛の五つの宝を捧げよう!

38. 再び、非人間的なる声!

39. わたしはタイタンの巨体を嵐に向けて立ち上げ
   打ち破り、勝利し、海を越えて揺れ動く。

40. そこには奇妙にして蒼白な神がいる――
   苦痛と邪悪の神。

41. わが魂は、自らを喰らう――
   火に囲まれた蠍のごとく。

42. その蒼白き神、顔を背け
   狡猾と笑いの神、若きドーリスの神よ
   わたしは彼に仕えよう。

43. なぜなら、その終わりは言葉に尽くせぬ苦悶。

44. それでも、偉大なる灰の海の孤独のほうがまだまし!

45. だが、灰色の地の民に災いあれ、我が神よ!

46. わたしの薔薇で彼らを窒息させたまえ!

47. おお、快楽なる神よ、不吉に微笑みたまえ!

48. わたしは汝をもぎ取る、我が神よ。
   陽の下に実る紫のプラムのように。
   ああ、汝はいかにして我が口にとろけるのか
   星々の聖なる砂糖よ!

49. わたしの目には世界はすべて灰色に見える――
   古びた酒袋のように。

50. そのすべての酒は、この唇にある。

51. 汝は我を大理石の像の上に生まれさせた、我が神よ!

52. その体は無数の月の冷たさを持つ氷のよう
   永遠の金剛石 (ダイヤモンド) よりも硬い。
   わたしはどうすれば光の中に出られるのか?

53. 汝こそ、神なり!おお、愛しい者!
   わが子よ!遊び相手よ!
   汝は乙女の群れのよう、湖の白鳥の群れのよう!

54. わたしは柔らかさの本質を感じている。

55. わたしは硬く、強く、男である。
   だが来たれ!
   わたしは柔らかく、弱く、女となろう。

56. 汝の愛の葡萄しぼり機で、わたしを潰したまえ。
   我が血は汝の燃える足を染め、愛の苦悶の連祷を刻む。

57. 野には新しい花が咲き
   葡萄畑には新しいヴィンテージが生まれるであろう

58. 蜜蜂たちは新しい蜜を集め
   詩人たちは新しい歌を歌うであろう。

59. わたしは、山羊の苦痛を報酬として得るだろう。
   そして時の肩に座す神は、まどろむであろう。

60. そして、このすべての記されたことが成就する。
   しかり、それは成し遂げられるであろう。


Liber Liberi vel Lapidis Lazuli Adumbratio 
Kabbalae Aegyptiorum sub figurâ VII


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《翻訳者kirakuによるメモ》



テーベのアメン・ラー神殿

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カルナック神殿wiki

エジプトのルクソール(古代のテーベ)に位置する
カルナック神殿群の中心にあるアメン大神殿です。
テーベの守り神であったアメン神に捧げられ
エジプト国家の最高神アメン・ラーを祭る神殿群です。




「バッカス」キター !


【これでわかる バッカス】女を狂わす
カリスマ教祖である葡萄酒の神!?〈ギリシャ神話〉


「#マインドゲリラ・バッカス・狸・狢・猫・狐・666の獣



アビシニア エチオピアの旧名



オニキス 
黒瑪瑙(くろめのう)

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オニキス】wiki

オパール

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オパール】wiki

サードオニキス

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マラカイト

MoreMalachite
孔雀石】wiki マラカイト



「プリアーポス」はこんな神さまのことでした

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プリアーポス】wiki

ギリシア神話における羊飼い、庭園および
果樹園の
守護神で生殖と豊穣を司る
男性の生殖力の
である。



真珠 !?

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徳田真寿】wiki

十代の頃から三角形に興味を持ち
家具や調度品、食器、実印から果ては
自らの墓までも三角にさせた。

曰く、「三角形は円に通ずる。
三角形を合わせると円になる。
円は時間・空間・無限の発展性を表し
安定性もあり、一円融合の精神ともつながる。
三角の膳をつなぎ合わせれば車座になり
みな輪になって喜びを共にできる」という。




イツリエル(Ithuriel)
カバラなどで言及される天使の一人で
「神の発見」を意味する名前です。

神魔精妖名辞典 イトゥリエル

Ithuriel_by_Evelyn_de_Morgan
Ithurielwiki



「シミター」というのはこういう形の剣のこと

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シャムシールwiki



ハトホル

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ハトホル】wiki

タイタン


【ギリシャ神話】ティターン12神を徹底解説!
ゼウス以前の最強神々の能力と裏話


ティーターン】wiki

ドーリスの神

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ドーリス_(ギリシア神話)wiki

「#マインドゲリラ・ギリシャ神話(その1)



ヴィンテージ」という言葉は
最近は「価値ある年代もの」
のような使い方をしますが
元々の意味は「良質な葡萄酒」
という使われ方をしていたようです


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ヴィンテージwiki

ワインにおいて、ぶどうの収穫から醸造を経て
瓶詰めされるまでの工程を表す言葉である。
語源はフランス語の "
vendange" で
さらに遡ればラテン語の「ぶどうを収穫する」
という意味からきている。

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「#マインドゲリラ・新しいぶどう酒(発酵中)


Radiohead - Creep (和訳)

「#マインドゲリラ・幸福論(その2)」

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